最終更新:2025-09-28|この記事は一般情報であり、購入判断は最新公式情報をご確認ください。
入門用ドローンの代名詞Tello(Ryze Tech製/DJI技術協力)。2025年の今でも「買い」なのか?――結論を先に示し、その根拠として用途別の最適解、代替モデルの比較、そして失敗しない選び方チェックリストをまとめました。
目次
- 結論(用途別の最適解)
- 購入前の前提(法規・重量クラス)
- Telloと代替モデルのざっくり比較表
- 代替モデルをタイプ別に比較
- 選び方チェックリスト(10項目)
- 初期セット&必須アクセサリー
- よくある失敗と回避策
- Q&A(購入前の疑問)
1. 結論(用途別の最適解)
- 室内練習/子どもと安全に:Telloはまだ買い。
安定の光学式下方センサー(VPS)、プロペラガード、約13分の飛行。アプリ操作が簡単で、墜落耐性も入門向け。 - 屋外で“映える”動画を撮りたい:より強い電子/機械ジンバル・4K級の249gクラス空撮機が適。風・画質・伝送でTelloより有利。
- プログラミング学習(Scratch/Python)重視:TelloまたはTello EDUが定番。教育用SDKや複数機編隊の教材が豊富。
- FPV(ゴーグル)で攻めたい:100g未満の室内FPVキットが適。用途が違うためTello単体では満足しにくい。
2. 購入前の前提(法規・重量クラス)
- 100g未満(模型航空機):機体登録・特定飛行の許可承認は不要。ただし禁止空域・施設・自治体ルールや安全配慮は必要。
- 100g以上~249g(無人航空機):機体登録が必要。状況により飛行許可承認が必要。
- いずれも人・車・建物に近寄らない/プライバシー・管理地の許可は必須。
3. Telloと代替モデルのざっくり比較表
初期値は目安。発売時期・ファームで変わるため最新情報で更新してください。
| モデル | 重量 | 動画/写真 | 安定化 | 飛行時間 | 屋外適性 | 特徴 | 実売価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Tello | 約80g | 720p/30・静止画約500万画素 | 電子式(EIS)+下方VPS | 約13分 | 弱風まで(屋内◎) | アプリ簡単・教育SDKあり | 【要更新】円 |
| Tello EDU | 約87g | 同等 | 同等 | 約13分 | 弱風まで(屋内◎) | 教育向け機能・複数機制御 | 【要更新】円 |
| 代替A:100g未満入門機 | <100g | 720p〜1080p(機種差) | 電子式/VPS(機種差) | 10〜15分 | 屋内◎/弱風△ | 価格重視。操作は機種差大 | 【要更新】円 |
| 代替B:249g空撮機 | 約249g | 2.7K〜4Kクラス | 2軸/3軸ジンバル | 25〜45分 | 屋外◎(伝送・風に強い) | 映像重視・登録必要 | 【要更新】円 |
| 代替C:室内FPVキット | <100g | アナログ/HD FPV | 手動(アクロ/水平) | 3〜6分(予備電池前提) | 屋内◎(練習特化) | 操縦技術を磨く用途 | 【要更新】円 |
4. 代替モデルをタイプ別に比較
タイプA:100g未満の入門トイドローン
- メリット:登録不要/室内◎/価格が安い。
- デメリット:風に弱い/映像品質・伝送安定が限定的。
- 選び方の鍵:下方VPSの有無、EIS、プロペラガード、予備バッテリー。
タイプB:249gクラスの空撮機
- メリット:3軸ジンバル・高解像度・長時間・強い伝送で屋外映像◎。
- デメリット:登録や運用ルールの学習が必要/価格が上がる。
- 選び方の鍵:センサーサイズ・ビットレート・前後/下方センサー。
タイプC:室内FPV練習キット
- メリット:操縦技術(姿勢制御/スロットル)の習得が早い。
- デメリット:撮影には不向き/セッティング学習が必要。
5. 選び方チェックリスト(10項目)
- 主目的は?(室内練習/屋外映像/教育/FPV)
- 重量は?(100g未満 or 249g/登録の有無)
- 安定化:EISか機械ジンバルか、下方VPSの有無
- 伝送:実用距離と遅延、2.4/5GHzの切替
- 飛行時間:1フライト何分?予備バッテリー同梱?
- 屋外耐性:風速の許容目安、GNSS/光流の併用
- アプリ:UIのわかりやすさ、アップデート頻度
- 学習性:Scratch/Python/SDKなど教材の有無
- アフター:予備パーツ・プロペラ・バッテリーの入手性
- 総コスト:機体+電池×複数+プロペラガード+ケース
6. 初期セット&必須アクセサリー
- 予備バッテリー:合計3本以上で学習効率UP。
- プロペラガード:室内は常用。手指・家具を守る。
- キャリングケース:学校や屋外練習の持ち出し用。
- 充電ハブ:まとめ充電で待ち時間を短縮。
- スペアプロペラ&工具:軽微な接触時の即復帰に。
- 滑走/離着陸マット:屋外で機体保護。
7. よくある失敗と回避策
- 屋外デビュー直後に風で流される → 無風〜微風の日中に、障害物のない広場で。
- カメラ目的で100g未満を買い画質に落胆 → 映像重視は最初から249gクラスへ。
- 室内で家具・人に接触 → プロペラガード+低高度+徐行の三点セット。
- バッテリー1本で練習が進まない → 3〜4本体制と充電ハブ。
- 技適なし周波数の機器を使用 → 電波法厳守。国内適合法を必ず確認。
8. Q&A(購入前の疑問)
Q1. Telloは2025年でも買いですか?
室内練習・お子さま入門・プログラミング教材ならまだ買い。屋外での映像重視は249gクラスが適。
Q2. Telloの代表仕様は?
重量約80g、飛行時間約13分、下方VPS、720p30動画・静止画約500万画素(いずれも目安)。
Q3. 100g未満は登録不要?
登録不要(模型航空機)ですが、禁止空域・施設・自治体ルールと安全配慮は必要です。
Q4. プログラミングは何ができますか?
Scratchベースのブロック、SDK経由でPython等の制御が可能(教材多数)。
Q5. 屋外はどの程度まで?
無風〜微風推奨。風・電波・陽光条件に左右されやすい点は理解しておきましょう。
